Befoer

今回は静岡県からのご相談です。数十年前にお母様が着られていたダックス(DAKS)のジャケットが全体的に黄色く変色してしまい、思い出の品物とのことでなんとか復元できないかとのことでした。

時間が経ってしまった黄変は、石油系ドライクリーニングで落ちきらなかった汗や汚れなどが、酸素と結合し黄色く発色してくることが原因で、特に光が当たる箇所は変色しやすいです。生地自体も弱ってしまっている場合もありますので、シミの状態を確認しながら、生地を傷めないよう様々な溶剤をテストし、生地の強さを判定していきます。

お客様のお手入れが良かったようで、ほとんど生地自体にダメージが無く、染色等も全体漂白に耐えられるようでしたので、今回は特殊水洗いと合わせて処理しました。

“思った以上の仕上がりで驚きました。ありがとうございました”後日お客様より頂いたメールです。本当に良かったですね。

After

当面使わなくなりそうなお品物がありましたら、油性汚れ水性汚れの残留を防げるW洗い(ドライ+特殊水洗い)をしておくと、お品物が長持ちしますのでお薦めです。

(今回の事例 :ジャケット全体漂白2.000円税別+クリーニング代)

*お品物の状態や素材、修正範囲、修正内容(色修正orシミ抜き・クリーニングの有無)によって料金を設定しておりますので、詳しくはお問い合わせください。事例は同様にお困りの方に役立てて頂きますよう掲載しております。