Before

今回の事例は、ポール・スミス(Paul Smith)のウールジャンバーに赤ワインをこぼしてしまったとのご相談です。赤ワインは、ポリフェノールと呼ばれる赤い色素があるため、通常のクリーニングだけでは落ちにくく、漂白を必要とすることが多いです。時間が経ってしまうと酸素と結合し、より色素を取り除くことが難しくなります。

特にウール製品は、アルカリ性となる漂白剤により毛を弱らせ、毛糸をいためてしまうことがあります。人の毛髪を固形石鹸(アルカリ性)で洗うとガサガサになってしまうのを想像して頂くといいかもしれません。

After

毛を傷めないよう丁寧に漂白しながら、色素を取り除きました。

(今回の事例 ワインのシミ一か所:1.000円税別)

*お品物の状態や素材、修正範囲、修正内容(色修正orシミ抜き・クリーニングの有無)によって料金を設定しておりますので、詳しくはお問い合わせください。