Before
ウール100%の注文ジャケット・オーダースーツへ食べ物が大量にかかってしまったご相談。今回は範囲が広かったこともあり、スーツの特殊水洗い・ウェットクリーニングを行いました。

ウール100%のオーダースーツは、通常“ドライクリーニング”と呼ばれる石油系の洗いが一般的です。ドライクリーニングは、スーツの大切な成型・シルエットを崩さずに洗うことができるスタンダードな洗いとなっています。

今回のようにスーツ全体に食べ物がかかってしまうと水溶性の汚れがかなり多い為、水洗いすることが必要になります。これは水溶性の汚れには水性系クリーニング、油溶性の汚れには油性系クリーニング、同類系の汚れを同類系の洗いでクリーニングすることが適しているためです。

ただ、特殊水洗い・ウェットクリーニングを行うと、スーツ全体のシルエットが一度リセットされてしまいます。特にオーダースーツは体形に合わせて細かな成型やクセが付けてあるため、水につけた時点で成型が一度崩れてしまいます。

水洗い後

これを補うためにハンドアイロンなどを使って、丁寧に成型を復元していく方法が“オーダー仕上げ”です。スーツの構造や縫製方法を理解した上で、採寸などを行い、糸・生地の縮みやゆがみ、胸のふくらみ、ラペルなど様々なポイントを修正していき仕上げ完了です。

After

洗い・シミ抜きも大切な技術ですが、洗ったものを元通りにするアイロン技術もまた、お洋服を復元する大切な工程の一つです。

(今回の事例 オーダースーツの復元:4.800円)

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