海外の浜辺で結婚式をされた際に、ウェディングドレスに海水や砂がついてしまったとのご相談。ドレスの後方についている“トレース”と呼ばれる長く引きずる裾の部分に、海水や浜辺の砂が付着していました。
ウェディングドレスは成型が複雑で形が崩れやすく、ラメやスワロフスキーなどの飾りがついていることもあり、洗いダメージの少ない石油系のドライクリーニング指定が多いのですが、水溶性の汚れである海水などは、ドライクリーニングだけですべてを取り除くことは難しいです。
トレースに付いた砂を少しづつ払い、全体の形や飾りを崩さないよう、やさしく水手洗いを行いました。自然乾燥を行いながら、ハンドアイロンで飾りやプリーツを直す“復元仕上げ”を行い完成です。丁寧に処理していきますので、ウェディングドレスのしみ抜きには、お時間を頂くことがあります。
(今回の事例 ウェディングドレス全体処理:10.000円税別)
*お品物の状態や素材、修正範囲、修正内容(色修正orシミ抜き・クリーニングの有無)によって料金を設定しておりますので、詳しくはお問い合わせください。