画像ではわかりづらいですが、今回は別荘で保管していたY’s(ワイズ)のジャケットがカビ臭くなってしまったとのご相談です。
当店がある長野県八ヶ岳山麓蓼科は、避暑地として大変別荘の多い地域です。どうしてもシーズンオフになるとお洋服をそのままに不在の時期があり、湿気の強い環境に保管、お手入れが少なくなってしまうと、知らない間にカビの匂いがついてしまいます。
このような場合、通常スーツなどを洗うドライクリーニング(石油系油溶性洗い)だけでは、ニオイが取り切れないため、カビなどの汚れを除去するウエットクリーニング(特殊水洗い)のW洗いをおすすめしています。
↓ドライクリーニング後、特殊水洗いをした際の残り水です。やはりこれだけの汚れが残っています。
↓左が普通の水、右が水洗い後の水
ウールのスーツはドライクリーニング指定のものが多いです。どんな特殊な洗い方をしても水洗いするとくちゃくちゃに型崩れしてしまうため、成型の過程で細かなアイロン技術が必要となります。
当店では水洗い後、ハンドアイロンを使い寸法通りに修正し元通りに復元していきます。成型もキレイに仕上がりカビのにおいも除去できました。
(今回の事例 ドライと水洗いの特殊仕上げ 通常料金の2倍)
*お品物の状態や素材、修正範囲、修正内容(色修正orシミ抜き・クリーニングの有無)によって料金を設定しておりますので、詳しくはお問い合わせください。事例は同様にお困りの方に役立てて頂きますよう掲載しております。