新年会など会議や宴席の多い時期です。ついつい盛り上がって大切なスーツにお酒をこぼしてしまった!なんてこともありがちですね。今回はそんなスーツをどんな風にクリーニングするのかというお話です。

スーツのクリーニングは、通常“ドライクリーニング”と呼ばれる方法で洗うことが一般的です。ドライクリーニングは、洗ったり濯ぐ際に使う水の代わりに、石油から生成された溶剤を使用します。衣類へのダメージが少なく、人の体から出る皮脂汚れなどの油分の汚れを取り除くことに優れているため、スーツの大切な成型・シルエットを崩さずに洗うことができるスタンダードな洗い方となっています。

ただ、今回のようなスーツ全体にお酒などの水溶性の汚れがついてしまう、汗がスーツに溜まっている、などの状態になってくると、スーツを全体的に水洗いする必要があります。“ウェットクリーニング”“汗ぬき洗い”と呼ばれる特殊水洗いです。

水洗い後

スーツの命となるシルエットや着心地を壊さないよう、縮みが無いよう、やさしく丁寧に洗っていく方法ですが、どうしてもウェットクリーニングを行うと、スーツ全体のシルエットは一度リセットされてしまいます。これは補うためにハンドアイロンなどを使って、丁寧に成型を復元していくのが“オーダー仕上げ”“テーラードプレス”です。

仕上げ後

スーツの復元には、スーツの構造を理解した上でのアイロンプレスが必要となります。特にオーダー品など上質なお品物は、採寸などを行った上で、糸・生地の縮みやゆがみ、胸のふくらみ、ラペルなど様々なポイントを修正していき仕上げていきます。

(今回の事例 スーツのフルオーダー仕上げ:8.000円~)